No.0

光 道 涙
















気がつくといつも一人。



そばには誰もいなくて
気がついたら泣いていた。

 どうして誰もいないの……









 君は泣きそうな顔で僕を見つめてくれたね。
 そっと、壊れそうな瞳でしっかりとらえてくれていた。
 だけど――
 僕は――
 こんなに近くにいるのに……君を救えない。
 君に触れることが許されない。

 僕は―――
 やっと―――
 気づけたのに………